不動産を売るための条件
不動産を売るためには何が大切でしょうか?
売り出し価格、物件エリアの需要と供給、業者の販売力、売主の対応など、いつかの条件があります。今回はそんなお話です。
■価格は誰が決める?
不動産の物件売り出し価格は、物件を査定した不動産業者ではなく「売主さん」が決めればいいのです。
といっても、実際の売買金額を「売主さん」が決めるとは言い難い部分があります。というのは売買の当事者となる「買主さん」の存在です。
たとえば、売主さんが「3,000万円で売りたい」と思い、販売をしていたとします。
買主さんが「3,000万円では相場より高いと思うので、2,500万円で買いたい」となったとき、どうなるか?「この買主さんより高い金額で買う」という人が現われなければ、最終的に売買金額は限りなく2,500万円になってしまうからです。
買主さんがいない限り、どんな素晴らしい不動産だとしても永遠に売れません。
もちろん「値段を下げてまで売りたくない、3,000万円で売れるまでひたすら待つ」という選択肢もあります。
ただ、時間を無駄にロスするだけになる可能性もあります。買う人が現れない限りどうしようもありません。
つまり、ざっくりいうと、不動産の価格は売り出し価格は売主が決めて、実際の成約価格は買主が決めるのです。
■大切なことは?
不動産の価格を売主さんの希望する金額で設定することは全く問題はありません。
ご自分の所有する不動産ですから、どんな価格で売り出すかは所有者の自由です、売れる売れないは別にして。
ただ、本気で売却することを決めた場合には、以下の5項目を決めて、前に進めなければ売却できる可能性は高まりません。
1.売却期間と期限
2.スケジュール
3.売り出し価格(チャレンジ・相場・死守価格設定)設定
4.売主負担となる必要経費把握
5.具体的な販売活動(ターゲット・媒体)
売却を依頼している不動産会社の担当者としっかり打ち合わせをして、販売状況をしっかり分析しましょう。
長期間売れないという状況に直面した場合に、必要なことがあります。それは、柔軟に対処するすること。
状況を考慮した上で、業者に任せきりにせず、売主さんが主体となって価格見直し、ターゲット変更、販売活動の媒体など変更していくことが大切です。
誰のものでなく、ご自分の不動産ですから。
■まとめ
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