
■査定価格の考え方
「不動産の査定」の意味をよく考えておきましょう。
査定価格には2つの意味があります。
1 査定した業者が直接買い取りをする場合の「査定価格」は査定価格=売却価格
2 不動産仲介会社が査定する場合の「査定価格」は査定価格=予想価格
つまり、仲介業者の「査定価格」は「売却価格」 ではありません。
これを勘違いしてしまうと、査定価格が高いから販売を依頼するという状況になってしまうのです。
査定価格が買取として査定しているのか、仲介として査定しているのかはしっかり確認しましょう。
■仲介の査定価格
仲介において査定価格とは、売れそうな金額ということになります。
確実に売れそうな厳しい査定額を提示する業者もいれば、売れるかどうかかなり怪しい高値すぎる査定額を提示する業者もいます。
売手の立場からすると、自分の不動産を高く評価してくれるのが一番うれしいものです。しかし、評価通りに売れなければ絵にかいた餅になってしまいます。
したがって高い査定をしてくれた業者に売却を依頼するのもいいのですが、いくつかの査定額を比較して「確実に売れそうな金額」を知ることが大切です。
仮に査定価格が自分の想定より低かったとしても、自分の不動産ですので、不動産業者の意見に従って査定された金額で売り出さなければならないということはありません。
売り出す値段は不動産所有者自身のものですから、自分の希望する価格で行うことは可能です。
大切なことは、予定や計画は厳しめに想定し、実際の売却活動では査定価格にとらわれず少しでもいい条件で売る努力をするということです。
■不動産売却で本当に重要こと
希望通りの価格で売れることも大切ですが、不動産売却で重要なことは、物件が確実に売れることです。
気を付けないといけないのは、高く売ることに意識が行き過ぎて、いつまでも売れない価格を出し続けるという負のスパイラルに陥ってしまうことです。
不動産には社会の経済・政治状況など、さまざまな要因が影響を及ぼします。
したがって、どのタイミングで売るかや、どの程度なら売れるかなどを見極めることも大切なのです。
査定価格は机上の価格として理解したうえで、物件や地域を熟知し販売力のある業者さんとタッグを組んで売り出しましょう。
ご相談はこちらからいつでもガンバル不動産にどうぞ!