Javascriptが無効になっているため、正常に表示できない場合があります。

実勢価格を知る!

コラムCOLUMN

売却の豆知識

2021/07/22

実勢価格を知る!

■実勢価格とは?


不動産の評価額の中でも重要なのが「実勢価格」
です。

実勢価格とは、「不動産が実際に取引される際に利用される価格」です。不動産を売買するときには、この「実勢価格」が基準となります。


実勢価格は「この土地いくら」と決まっているものではなく、あくまでその時の「不動産市場の相場価格」になります。相場価格は、ケースによって異なってくるからです。

たとえば、その土地を是非ともほしい人がいたら、取引価格は高額になります。反対に、売り急いでいる場合には取引価格は下がります。


同じ土地でも、交渉上手な人が売却するときには高く売れるかもしれませんが、適当に売却してしまう人の場合には価格が下がります。


ただ、そうはいっても同じような土地ならおおよその「相場」があるはずです。

その相場価格が実勢価格であり、これは市場価格とも呼ばれます。

■実勢価格が必要になるケース


それでは、実勢価格を知っておく必要があるのはどのようなケースなのでしょうか?


これは、土地売買などの取引をするとき必要になります。

土地を売りに出すときには、土地の相場を把握しておかないと適切な価格設定をすることができません。

相手と土地の売り買いで価格を交渉をするときにも、高くしすぎた安くしすぎたり、相場を把握しておかないと大切な時間やお金を失いかねません。


そうしないためには。土地を売りに出すときや購入するときには、事前に土地の実勢価格を調べておく必要があるのです。

■実勢価格の調べ方


実勢価格を調べる方法には、いくつかあるので以下で順番に説明します。


●国土交通省の土地総合情報システム


まずは、国土交通省の土地総合情報システムを利用する方法があります。

tochisougou-date
(参照:土地総合情報システム)


これは、国土交通省が不動産取引のデータを集めて取引事例を公表しています。自分の調べたい土地に類似した取引事例を見ると、だいたいの相場感を把握することができます。


●不動産業者の査定価格


実勢価格を知りたい場合、不動産業者に価格査定してもらう方法が一般的です。

不動産業者に査定依頼をすると、だいたいの相場価格を教えてくれます。


このとき、査定報告書を渡してくれるので、書面で検討することができます。


■業者によって金額が異なる


査定価格は、査定を依頼する業者によって金額が異なります。


同じ土地について同時に査定依頼しても数百万円以上の差が出ることも普通なので、査定依頼を出すときにはいくつかの不動産業者に依頼することが重要です。


1社しか依頼しなければ、その1社の出した価格が高めなのか低めなのかがわからないからです。


不動産業者に査定依頼をするとき、費用はかからず無料です。


また、実際に不動産の場所を訪ねてきてもらって査定する「リアル査定」と、資料のみで査定する「ざっくり査定」を選べます。

建物なら、中身を見てもらわないと正確な査定が難しいですが、土地の査定をしてもらう場合には、わざわざ来てもらわなくてもある程度は精度の高い査定ができます。


■実勢価格で売却できるのか?


実勢価格は、不動産の実際の取引価格です。


そう聞くと、不動産は必ず実勢価格で売却できるものと考えてしまうかもしれません。


しかし、必ず実勢価格で売却できるというものではありません。

実際には、それより高くなることも安くなることもあります。


上手に買い主を探してうまく交渉ができたり、売るタイミングを上手につかんだりすることができたら高値で売ることも可能です。


反対に買い主を見つけられなかったりうまく交渉出来なかったり、売り時を逃したりしてしまったら、高額で売ることは難しいです。


そこで、なるべく高額で不動産を売りたい場合には、腕の良い不動産業者に仲介を依頼しましょう。

■土地価格のまとめ


今回は、土地価格の種類と調べ方を解説しました。


不動産の価格評価方法は、


・相続税路線価

・固定資産税評価
・公示地価
・実勢価格


上記の4種類があるというお話をしてきました。

それぞれ、評価方法と価格、利用目的が異なります。


土地を上手に売却するためには、実勢価格を基本として他の評価方法による結果も参考にした「売買価格を設定」しながら売却活動をする必要があります。


それには、地元のことをよく知っている不動産業者を探して仲介を依頼することがとても重要です。


今回は「実勢価格」についてのお話でした。


磐田の不動産売却の窓口 ガンバル不動産でした。